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ヒューマンケアリングセンター長からのメッセージ
地域住民とつながり共に創ってゆく “健康とウェル・ビーイング”
ヒューマンケアリングセンター長 村田 由香
ヒューマンケアリングセンターは、本学の教育・実践・研究機能を地域社会と連携・協力し、地域住民の保健医療福祉に貢献することを目的として設立されました。
「認定看護師教育室」は、「摂食・嚥下障害看護」の認定看護師教育課程を2009年に開設しています。この課程では、「食べる」という生活行為の専門的知識と熟練した看護技術を統合した質の高い看護実践力を身に付け、直接実践するだけでなく、他の看護師への指導・相談を行い、看護全体の質向上に貢献します。今年度は休講していますが、現在、修了生200名を超える摂食・嚥下認定看護師が全国で活躍しています。
ヒューマンケアリングセンターは、地域の保健医療福祉に貢献する社会資源として活用できる生涯学習拠点に位置付けて活動しています。活動には専門職を対象にした活動と地域住民を対象とした活動があります。2021年度も新型コロナ感染症拡大の影響で活動を中止せざるを得ないこともありましたが、認定の「フォローアップ研修会」、「看護職のチーム作り研修会」「中四国看護職継続教育」はオンライン形式で実施し、多くの参加者があり、大変好評でした。また、2021年度から新たに「臨床指導者研修会」を開催しています。この研修会は、臨地実習指導者の指導力向上と新人教育の質向上に寄与することを目的に、ポストコロナ禍の学生・新人の育成支援力の向上を目指して、今後毎年開催する予定です。さらに、今年度より学生ボランティア部門を設置し、これまで以上に廿日市市や社会福祉協議会など地域との連携・協働する活動に積極的に学生も参加し、地域のニーズに応える活動に取り組みます。