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教育理念・3つのポリシー・アセスメントポリシー(修士課程)

更新日:2024年3月30日更新 印刷ページ表示

教育理念

 日本赤十字広島看護大学は、赤十字の理想とする人道の理念に基づき、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的・道徳的および応用能力を育むことにより、国内外の保健・医療・福祉の分野で幅広く活躍できる有能な人材を育成し、看護学の発展及び人類の福祉の向上に寄与することを目的としています。
 この目的の実現に向けて、大学院修士課程においては、グローバルな視点に基づく豊かな人間性と幅広い教養、学問的基盤をより深化・発展させ、生命の尊厳と人類の叡智を基調としたヒューマンケアリングの真の意味と価値を学修することにより、知的複眼思考と論理的思考を備えた、看護学の教育、研究ができる質の高い教育・研究者、また、発展的に高度な看護を実践できる優れた人材の育成を目指します。

アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)

 日本赤十字広島看護大学大学院看護学研究科修士課程では、次のような人を求めています。
1.専攻したい領域における基礎的知識を身につけている人。
2.自らすすんで積極的に課題に取り組む意欲や探究心がある人。
3.将来、教育・研究の分野あるいは臨床看護実践の分野で、教育者や研究者、看護管理者または高度実践看護師として貢献する意志がある人。

カリキュラムポリシー(教育課程の編成方針)

 日本赤十字広島看護大学大学院看護学研究科修士課程では、教育・研究分野でのリーダーシップ、臨床現場での高度な実践力を発揮できる人材を育成することを目的として、「教育・研究者コース」と「専門看護師コース」を設けています。赤十字の理想とする人道の理念に基づき、生命の尊厳と人類の叡智を基調とした「ヒューマンケアリング」の視点に立って以下のようなカリキュラム(教育課程)を編成しています。

1)カリキュラムの構成と内容

 カリキュラムを構成する科目群として共通科目、領域・分野別専門科目、特別研究・課題研究の科目群をおく。
 「教育・研究者コース」は、5つの専攻領域と各専攻分野を設けており、基盤看護学領域に基礎看護学、看護教育・管理学の分野、成育期看護学領域に母性看護学、小児看護学の分野、成熟期看護学領域に成人看護学、老年看護学の分野、精神・地域看護学領域に精神看護学、地域看護学の分野、災害看護学領域は災害看護学の分野をおき、各領域・分野で必要な講義・演習・研究を含む専門科目をおく。さらに、看護教育・管理学分野では、認定看護管理者認定審査に必要な科目をおく。
 「専門看護師コース」は、小児看護学、がん看護学、精神看護学、災害看護学の4つの専攻分野を設け、各領域で必要な講義・演習・実習・課題研究を含む、高度実践看護師教育課程審査に必要な科目をおく。

2)カリキュラムの順序性

 「教育・研究者コース」、「専門看護師コース」ともに、1年前期は、共通科目と領域・分野別専門科目の中で、看護学の学術的基盤を学修する科目を配置する。1年後期は、共通科目と領域・分野別専門科目の中で、専門性を高め、学術的な課題を探求するために必要な科目を配置する。
 また、「教育・研究者コース」では、看護学分野における研究能力を確実に獲得するために、特別研究を1年後期から2年次にかけて3科目に分けて配置する。
 「専門看護師コース」では、高度な専門的実践能力を確実に獲得するために、ケアとキュアを統合した看護を実践し、課題研究として取り組めるように科目を配置する。 

ディプロマポリシー(学位授与の方針/育成する人材像)

 日本赤十字広島看護大学大学院看護学研究科修士課程では、本研究科の修了要件となる単位数を修得するとともに、修士論文または特定の課題についての研究の成果の審査および最終試験に合格し、かつ次の能力を満たした者に修士(看護学)の学位を授与します。

1. 教育・研究者コース

 1-1. 看護の対象に対して高度な看護を実践するために、保健医療福祉分野において指導的役割を担える能力を有している。
 1-2. 看護の人材育成を生涯教育として捉え、教育の機能と役割を理解し、目的に応じた教育計画を立案、実施、評価する基本的能力を有している。
 1-3. 実践でのさまざまな課題を幅広い視点からとらえ、質の改善に向け科学的に探求する基本的能力を有している。
 1-4. 保健医療福祉のチームにおいて、専門性を尊重したうえで他の専門職との協働を推進し、看護職としての役割を発揮する能力を有している。
 1-5. 人間の尊厳と権利を擁護し、高い倫理観のもとで専門職としての責務を果たす能力を有している。
 1-6. ケアが提供されている組織やシステムを分析し、マネジメントするための能力を有している。

​2. 専門看護師コース

 2-1. 個人・家族または集団に対してケアとキュアを統合した高度な看護を実践する能力を有している。
 2-2. 看護職者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす能力を有している。
 2-3. 看護職者を含むケア提供者に対してコンサルテーションを行う能力を持つ。
 2-4. 必要なケアが円滑に提供されるために、保健医療福祉に携わる人々の間の調整を行う能力を有している。
 2-5. 専門知識・技術の向上や開発を図るために実践の場における研究活動を行う基礎的能力を有している。
 2-6. 倫理的な問題・葛藤について関係者間での倫理的調整を行う能力を有している。

アセスメントポリシー(学修成果に対する評価の方針)

 本学では、教育の成果を可視化し教育改善を恒常的に実施する目的で、3つのポリシーに則した評価指標を作成し、それに基づいて学生の学修成果を測定・評価します。測定・評価は、学生の入学時から修了後までを視野に入れ、機関レベル(大学)・教育課程レベル(修士課程)・科目レベル(個々の授業)の3つのレベルにおいて行うこととし、以下のような指標を配置します。

1. 機関レベル

 大学が掲げる教育目標並びに修士課程で掲げるディプロマポリシーの学修到達目標が達成されているかを評価し、大学の現状把握、全学的な教育改革・改善、学生の学修支援・生活支援等の改善に活用します。

入学時

入学試験結果

在学中

休学者数(率)、退学者数(率)、留年者数(率)、TA雇用率​

修了時

学位授与数、修了時アンケート、進路状況(就職先・進学先)​

修了後

修了生アンケート、就職先調査

2. 教育課程レベル

 修士課程が掲げるディプロマポリシーの学修到達目標が達成されているか、学修到達目標が達成されるカリキュラム編成になっているかを評価し、カリキュラムの効果について検証します。また、これらの結果は、カリキュラムの改善に活用します。

在学中

修得単位数、各科目の成績(修得単位数)、研究倫理研修の受講率​

修了時

修了認定者数、修了者の在学年数

修了後

専門看護師の合格率、認定看護管理者の合格率、学会発表、学術雑誌への掲載​

3. 科目レベル

 カリキュラムポリシーに基づいた授業計画になっているかを評価します。また、これらの結果は、授業の改善に活用します。

在学中

授業評価アンケート、各科目の成績、フィードバック​

修了時

特別研究・課題研究の評価

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