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迫田特任教授が「ひろしまナイチンゲール賞」を受賞しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月15日更新

平成29年5月13日(土曜日)、「摂食・嚥下障害看護」分野の認定看護師教育に長年携わってきた迫田綾子特任教授が「ひろしまナイチンゲール賞」を受賞しました。

  全体図  表彰状授与

 同賞は、広島県が看護の向上発展に尽力した人物を表彰するもので、平成8年に制定し、毎年「看護の日・看護週間」に開催される『看護の日 広島県大会』において表彰式が行われ、湯崎英彦 広島県知事から授与されます。
 平成29年度は5名の方が受賞され、受賞者を代表して迫田特任教授が挨拶し、これまで関わってきた方々への感謝の言葉を述べました。
  代表挨拶   受賞者の集合写真

 会場には、県内の看護師・看護学生をはじめ、各分野の関係者が多数出席しており、本学の認定看護師教育課程の修了生たちも県内外から駆けつけて迫田特任教授の受賞を称えました。
 迫田特任教授は、現場で活躍している教え子たちへ「皆さんを代表して今回の賞をいただいたので、皆さんも続いてくださいね」と認定看護師の後進へエールを送りました。
  花束贈呈  集合写真2

(注)湯崎の『崎』の右側は「大」が「立」

式典での迫田特任教授のスピーチ

この度は、栄誉ある「ひろしまナイチンゲール賞」をいただき、感謝申し上げます。受賞者を代表しましてお礼を申し上げます。

ナイチンゲールは、1820年5月12日生まれで90歳の長寿でした。本日の受賞者5名は、在宅看護や助産、看護教育に長年携わった者で、107年目の伝承者です。それぞれが彼女の意思を受け継いで参りました。

私が最も影響を受けましたは、看護覚え書きの中の「6章、食事」です。その冒頭では、「毎年何千人という患者が、食物が豊富にありながら、いわば餓死させられている。それは患者が食べられる方法について、注意の向け方が不足しているからである」と観察や判断、方法について詳しく述べています。私はこれを読んだとき、「今も、同じことが起こっている!」と思い、ナイチンゲールの先見性に驚きました。

現代は、入院時長期の絶食、低栄養、誤嚥性肺炎、貧困などが社会問題化し、食べることに関する看護の役割が問われています。私は、看護師としてできることを模索し、口腔ケアの普及、広島県や看護協会の支援を受け摂食・嚥下障害看護認定看護師教育などを始めました。まだ道半ばですが・・・輪は広がっています。

ナイチンゲールは、“Nursing is doing”とも言っています。“看護はすること”です。長いあいだ看護師をして見えてきたことは、看護にはゴールがなく、プロセスだということです。それ故に本日の受賞は、多くの患者様に教えられたことへの感謝と共に、先輩達の叡智、同僚、仲間、後輩、家族と共に歩んだプロセスであり、一緒にいただいたものです。

今後もナイチンゲールのメッセージを受け止め、受賞者一同“看護の心と技”を研鑚することを誓い、お礼の言葉と致します。ありがとうございました。
 平成29年5月13日 
 日本赤十字広島看護大学 迫田綾子

 認定看護師教育課程「摂食・嚥下障害看護」について

 本学では「摂食・嚥下障害看護」分野の認定看護師教育課程を、平成21年に開設し、これまでに204名の修了生を輩出しています。当課程では、熟練した知識と技術をもって小児から高齢者までの「摂食嚥下障害や食事ケア」の学習を通して専門性を高め、社会貢献できる認定看護師の育成をめざしています。

 毎年、全国各地から専門的教育を受けるべく受験者が集まり、一定基準の試験を合格した者が研修生として約半年間の教育を受けています。今年度は、6月1日から12月14日まで研修生27名が「摂食・嚥下障害看護」分野のスペシャリストを目指して、講義・実習を通じて学びを深め、修了後は、それぞれの現場に戻って修得した知識と技術を活かしていきます。
 同課程について


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