学校法人 日本赤十字学園 日本赤十字広島看護大学

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平成21~23年度 大学教育・学生支援推進事業

テーマA:国際救援・開発協力看護師基礎コース

世界にはばたく救援ナースに求められる基礎的能力を
強化する教育プログラムを開発

国際救援コース

 国際救援コースは、国際的に活躍する災害救援看護師の基礎コースのカリキュラムを検討することを目標に開始しました。

しかし、昨年の事業開始以来、本事業にご支援、ご協力を頂いている日本赤十字社国際部や日本赤十字国際医療救援拠点病院の方々等のご助言もあって、国際開発協力事業に従事する看護師の育成も含めることにし、カリキュラムの検討を重ねています。

 本教育コースとして当初予定していた授業科目は、ニュージーランドの大学における異文化交流と語学研修を主な目的とする研修を残して、実施してきました。今後次年度末までには学年進行による学生の成長や関係者からの評価を分析しながら、将来国際的な災害救援や開発協力活動の出来る看護師の育成の基礎コースとしてのカリキュラムの構築を行い、平成24年度から国際救援・開発協力コースを本格的に開設する予定です。

新着情報

救援ナースに求められる基礎的能力

救援ナースに求められる基礎的能力

国際救援コースの特色

課題探求型の教育

課題探求型の教育

 国際救援コースに開講された科目は、学生が実際にフィールド活動や模擬体験をしながらそれぞれの課題をまとめていきます。異文化コミュニケーションⅠ・Ⅱでは、民族誌学的視点でのフィールド調査、ヒューマン・ケアリング特論では災害時救援優先者のボランティア活動を実践します。また、災害看護学では模擬患者や災害医療教育用資材により、トリアージ(多数の傷病者が発生した場合の救命の順序を決める)訓練を受けます。このように、現状に近い体験をしながら課題を見つけ、それを解決していくという課題探求型の教育を行います。

授業計画の明確化

 国際救援コースに特化された科目のシラバスにより授業計画を明確に致します。 4年次に開講する「国際看護学」では、国や文化を越え、グローバルな視点から看護の諸問題を捉え、問題解決のための初歩的な方策などを学びます。具体的には先進諸国の看護理論家の看護論や看護制度などを海外文献や原書から学びます。

体系的な教育課程

体系的な教育課程

 国際救援コースの履修科目は図に示すように、1年次には異文化コミュニケーションⅠ(英語Listening&Speaking Ⅰ-1)をはじめとして、英語集中ゼミなどが開講され1年次から異文化コミュニケーション力が身につくように準備されています。また、2年次、3年次、4年次に進級するに従って国際救援・開発協力に必要な看護の専門能力が上達するための科目が体系的に準備されています。

少数指導制

 国際救援コースを希望する学生のうち、20名を選抜して教育します。準備された科目は必修および選択科目がありますが、一貫した少人数指導の体制のもと、個別の学力に応じた個別指導を行います。

幅広い学びの保証

幅広い学びの保証

 日本赤十字社より国際医療救援拠点病院の指定を受けた熊本赤十字病院や大阪赤十字病院等、4つの病院と連携し、総合看護実習、卒業研究などの科目を学びます。総合看護実習では、国際医療救援拠点病院・医療救援部の活動を理解することを目標に実習し、卒業研究では国際救援活動疑似体験ツアーや模擬避難所訓練などを体験しながら課題をまとめます。また、スイス・ジュネーブにある国際赤十字・赤新月社連盟本部等での研修、フィリピンプログラムとして赤十字看護師の開発協力活動と実際、米国プログラムとしてコロラド州デンバー赤十字支部を見学し、海外の赤十字社の活動に触れて学びを深めます。


多面的な評価

国際救援コースで育成する能力は次の4つです。

1.異文化コミュニケーション力
2.状況判断力・問題解決力
3.課題探求力・創造性
4.国際救援時に必要な看護実践力

多面的な評価

これらは国際救援コースに特化した科目の特徴にあわせて、学年及び教科ごとの達成目標を作成し、ルーブリックで評価します。 具体的には、異文化コミュニケーションは、TOEICや海外語学研修、英語ポートフォリオで、災害看護学はOSCEやSPを活用したトリアージ訓練で、卒業研究は国際医療救援拠点病院での実習を通して救援活動に関する論文の作成など多面的に行います。 その結果は、国際医療救援拠点病院や有識者など外部委員で構成する形成評価委員会と総括評価委員会に報告し、本プログラムの進捗状況を評価すると共に総合評価を行います。

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